独り言

ゆっくり急げ!

悠々と急げ- 開高健 - むかし通った予備校の先生がローマ皇帝のことば”フェスティーナレンテ”を引用して”ゆっくり急げ!”と言っていました。作家もたぶん、同じ言葉を引用したのでしょう。 私は速く動くのが性に合わないので早く動き始めることで辻褄を合わ…

酷暑お見舞い

もしあなたが約束の時間より早く着いたら、あなたは心配性であるもし遅れてきたら挑発家、時間どうりに来れば強迫観念の持ち主もし来なかったら、知恵遅れという事になる- アンリ・ジャンソン - 私は心配性になるのかな?約束より20分以上は前に到着します。…

チャンスは前髪が命

人生は将棋のようなものだ自分の思うようになるのはチャンスでなく、駒の進め方だ- P.テレンティウス - テレンティウスさんは共和制ローマの劇作家でかの地で将棋が存在した思えませんがなにか似たようなゲームがあったのでしょう、多分。 さて、チャンスは…

七難八苦は要らない

偉大な天才は、他の偉大な天才によってつくられるだが、それは同化することからではなく、摩擦からできあがるのだ- ハインリッヒ・ハイネ - ”艱難汝を玉にす”などと言います。私は元来怠け者なので、できれば艱難は避けたいですが、せっかく生まれたからには…

例外を探しても意味が無いこと

幸福になりたいと望むだけなら簡単だだが、人は他人のように幸せになりたがり、それは困難だ我々はみな、他人が実際以上に幸福だと思っている- シャルル・ド・モンテスキュー - 他人のニコニコしている顔を見て「自分と違って、あの人は何の悩みもない!」な…

現代の時そば

時は免れがたきすべての禍いの医者なり- メナンドロス -時はいっさいのものをゆっくりと破壊する- ジューベル - 二つは反対の事をいっているようでいて実は前者が後者に含まれています。すなわち、時は禍いも含めていっさいのものをゆっくりと破壊してくれる…

吊るし v.s. オーダーメイド

人はどこからかやってきて、ひとつの出来合いの生活を見つけ出すただ、そのレディ・メードの服に手をとおせばよいのだしばらくすると、この世から去らねばならないし否応なしに出ていかねばならないのだから- リルケ - たしかに、オーダーメイドの方がたぶん…

謎の液体

富は海の水に似ている飲めば飲むほど、のどが乾いてくる- ショーペンハウアー - 海の水も富も、幸か不幸か”飲めば飲むほど”というほどの経験はありません。お酒に関して言うならあれも液体だというのに飲めば飲むほどもっと飲みたくなる不思議な物質だと知っ…

大都会part4

社交の秘訣は真実を語らないということではない真実を語ることによってさえも相手を怒らせないようにする技術である- 萩原朔太郎 - 波風立てないようにというのが都会の流儀なのかもしれませんけど私は嫌ですね。あまりに嫌なので東京を脱出しました。 那覇…

お囃子(はやし)は、実は深い

自分自身を囃(はや)し自分自身に相づちを上手に打てるようになったとき、私たちは孤独のなかでも明るく、いきいきした表情で暮らすことができるようになるかもしれない- 五木寛之 - お囃子(はやし)というのは映えるようにする,ひきたてるという意味の〈はや…

3秒ルール

butでなくandを使おう。「友達と遊びたい。でも、宿題がある」でなく「友達と遊びたい。そして、宿題がある」にすると両立させる方法を考えるようになる- パトリック・ハーラン - 「でも」が口癖になっていませんか?そういう人は、せっかく立派な人、凄い事…

鼻たれ v.s. ロートル

若さを保ちたいと思うなら、成長し続けること人は年寄りに変わるのではなく伸びていないことが年寄りなのだから- ウィルファード・A・ピーターソン - これを聴いて「なんて面倒な⁉」と思ったあなた、私と同類です。 ただ、ウィルファードさんだって別に伸び…

大きくなったら

過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える- ニーチェ - 幼稚園の頃から「大きくなったら何になるの?」と何千回質問されたことでしょう。 はじめは、宇宙飛行士とか言ってた気がします。やがて「フランスで修業してパン屋になる」に変更。…

最後のお願いの繰り返し

頑な心は、不幸でいらいらして、せめてめまぐるしいものや数々のものに心を紛らすそして益々不幸だ- 中原中也 - 都会へ行くほど娯楽が多いのは娯楽産業が儲かるからに他なりませんがそれほどみんなイライラして過剰な刺激を求めているのでしょう。若いうちは…

”ぎゃーていぎゃーてい”は歓喜の言葉

喜ばず、憎まず、悲しまず、期待せず、善行も悪行も捨てて、誠信を捧げよ善と悪とを捨てよ。真実と虚偽を捨てよ両者を捨てて、その捨てたという思いも捨てよ- インドの聖典 - 悪よりは善、虚偽よりは真実がベターですけどそこに拘っているかぎりベストではな…

豊かな人

与えることで貧しくなった人はいまだかつて一人もいません- アンネ・フランク - 「エビデンスは?」なんて言う奴はいちど消えて亡くなった方が好いかも知れません。かりに、相手が性悪で経済的に悪化してもそれは貧しいとは呼ばないでしょうから。 今日は何…

密造

成熟するためには遠回りをしなければならない- 開高健 - 熟するというのは成長よりももっと深遠で微妙です。条件がそろわないと駄目だし止めるタイミングを誤ると台無しです。お酒じゃなくて、酢になります。もっとも、何とか言う法律があって日本では個人で…

免罪符としての努力

努力する前に「努力する部分」を見つけること。「努力する部分」というのは、「ここなら勝っている」という箇所。まずは、そこを見つけることから始める- 西野亮廣 - そもそも努力という時点で「嫌なことを辛抱して」というニュアンスがあってそこの部分こそ…

思い立ったが吉日

屋根を直すとしたら、よく晴れた日に限る- ジョン・F・ケネディ - ところが、屋根の事を思い出すのが雨の日なんですよね。 それで、無理やり雨の日に屋根に登って過酷で危険な作業にかかるか、晴れの日に屋根を思い出す仕掛けをつくるか、たいていは「晴れた…

感情の乱高下

幸と不幸との差は、その人が人生を楽しく明るく見るか、 敵意を抱いて陰気に見つめるかの差である- メーテルリンク - 頭が好いとか悪いとか人格が高いとか低いとかに関係なく毎日を楽しんでいる人とそうでない人に分かれるようで、私はどちらかというと充分…

ひげ

思考はひげのようなものである。成長するまでは生えない- ヴォルテール『断片』より - 今もサラリーマンではありますがお客さんの前では基本ヘルメット姿ですしおまけにマスク着用が不自然ではないのを好いことに無精ひげを蓄えています。もっとも、若いころ…

3番の立場はどうなる?

凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。風に流されている時ではない- ウィンストン・チャーチル - チャーチルさんとしては、おそらく「高く上がるためには、向かい風をものともするな!」と言いたいのでしょうけど、怠けものの私としては「高く…

千三つビジネスの勝率は?

百のことを行って一つだけが成ったとき、成らなかった九十九に目を向け力を落とすか、成った一つに目を向け希望を抱くか、成功か失敗かの分かれ目がこんなところにもある- 松下幸之助 - 私も、パソコンに強いとは言えないけど女房や会社の同僚、それに最近で…

窓際の

夢は一人ひとり違うものです。興味や才能もみんな違うのです。それが個性というものです。どうして「こうでなくてはいけない」と決めつけるのでしょうか- 黒柳徹子 - 思春期のこどもの決まり文句に「どうして決めつけるの⁉」というのがありますね。自分で言…

スクランブル

人生は一冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入りに読む。なぜなら、彼はただ一度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから- ジョン・パウル - この数年は、人生をパラパラめくっていますがそれは別…

『老人の詩』を聴きながら

あのころ自分はずいぶん年をとっていた。今はもっと若い- ボブディラン - 吉田拓郎さんも、同じような事を言ってました。「20代で『祭りのあと』なんて歌っちゃいけない、、」みたいな言い方でした。 確かに、あの頃の25~6歳の人たちって10歳は老けてました…

狼は生きろ、豚は、、

一般に鈍いというと、マイナスのイメージが強いが、鈍さを馬鹿にすべきではない、鈍さも見方を変えれば才能で、それこそが誠実さや、一途さや信念といったものを生み出す原動力となるはずである- 渡辺淳一 - 小学生の頃、『白昼の死角』という本を読んで主人…

一心助は魚屋さん

一心になれる人というのは自分の人生を完成しますな。世にいう成功者の秘訣というのは、これじゃないかと思う- 升田幸三 - 升田さんの仰る”人生の完成”がどんなものか私にはまだ、想像もつきませんけど一心になれる人は羨ましいと思ってます。 というか、誰…

セールスお断り

努力してますと練習を売り物にする選手は、プロフェッショナルといえない- 長嶋茂雄 - どこの世界にも、辛さを売り物にする輩は居て、中にはそれを自覚して、自慢すらしちゃう奴も居ます。 介護用品の営業をしていた頃仕事がらスーツ着用で施設を回るのです…

当たって触って

いい会話とは「意見が違う」という出発点から始まり、「協力しよう」でしめくくるもの- 中山庸子 - この頃は、出発点からして「いい会話」からは程遠い気がします。 同じ意見のふりをする人が多いかと思えば相手のを「意見」と認めずになんとかやり込めよう…